独り暮らしはいかに出費を抑えることが出来るのか(1/3)
こんばんは、僕は現在独り暮らしをしています。
将来、独り暮らし予定のある方に何かアドバイスが出来ればと思い書きました。
僕の経験を交えながらいろいろとお話していきたいと思います。
独り暮らしのきっかけは自立
いきなり私事で申し訳ないのですが、僕が独り暮らししようと思ったのは親に迷惑をかけてきたので、親の世話にならない場所で生きるという思いがありました。
ですが、自身はまだ20代。社会に出たばかりの人間の年収はたかがしれていました。
ぶっちゃけると年収は180~200万、本当に必要最低限の額です。
人によっては、ここから奨学金を支払わなければいけない方もいるでしょう。
そんな中独り暮らしをすれば、さらに生活費のやりくりが困窮します。
そんな時、コンビニで見つけたのがこちらの本。
携書 年収200万円からの貯金生活宣言 (ディスカヴァー携書)
- 作者: 横山光昭
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/12/22
- メディア: 新書
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この本は、7000人以上の家庭を再生させる手伝いをしてきた著者のもので、当時ハマっている物が多かった自分は一向に貯金ができなかったので、手に取りました。
当時は実家暮らし、家賃を払わなくて良い環境に甘えて自分の欲しいものに使っていたというのが現実でした。
にも関わらず金が無い金が無い…過去の自分を見ると情けないですね。
どうして若い人はお金がないのか
僕が色々な方と接してきて、感じたパターンは
- ゲームの購入
- アニメコンテンツのグッズ代
- 衣服代への出費
- 車、バイクのカスタム
上記の4つです。
・ゲーム
PS4、Switch、PCではSteamがありますね。
社会人になってお金を手にし、気軽に購入できる様になったからこそあれもこれもと手を出してしまうのです。
最近はゲーム内のDLCも増えてきて出費を更に加速させようとする一方です。
僕は学生時代、PSPのMHP2Gやディスガイア2やMSGOPSに何百時間も費やしていたので、ゲームにハマると抜け出せなくなるという経験を実感していました。
なので、ゲームハードには一切手を出していません。
PVを見て「これ絶対面白いやつだ!」となってもハードが無いので出来ない…じゃあ買わなくて良いかとなり、ハードを購入することなく数年経ちました。
つまりゲームのソフトに手を出してしまう、これに対する対策はゲームが出来ない環境にすることです。
ソフトを買わなくしようだとか、長く遊べる一つのゲームに絞ろうとかそれでは駄目です。
思い切って全てのソフト、ハードを売るのがベストかと思います。
極端すぎなのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんがハードを使えるというのが駄目で、ぶっちゃけ接続コード、コントローラーだけを売ったり、破棄でも構いません。
ハードが使えたら、ある日ワゴンでプレイしたかったソフトが大幅値引きされている…これぐらいなら良いか、と誘惑に負け「安いから」という理由で多く購入し、総額で見れば以前の状況と変わらないなんてことはよくあるからです。
ゲームの中にはソーシャルゲームがありますが、これについても思うことが多いので別の記事にて取り上げたいと思います。
・アニメコンテンツのグッズ代
いわゆるオタクに多い悩みかと思います。
好きなキャラクターが出来て、そのキャラのグッズを集める。
あるいは好きなイラストレーターのグッズを集める。
こういったコレクター基質のある方は集めても集めても満足しません。だからゴールが果てしなく遠く出費も嵩み、常に金欠のような状態になります。
これに関してははっきり断言します。
今すぐ集めたグッズを値段が下がらないうちに売りさばきましょう。
というのも僕も重度のイラストレーターファンだった時代があります。
僕は、
このイラストレーターのような絵を描いてみたい→自分も描いてみよう→絵の参考にするためにイラストレーターさんのグッズを集めよう→ここまで集めると揃えたくなってきた
というパターンでした。
ヤフオク、メルカリ、モバオク、らしんばん、K-BOOKS、あらゆるショップであらゆるグッズを集めました。
テレカ(総額はこれがぶっちぎり)、設定資料集、抱き枕カバー、タペストリーetc..
全ての総額をざっと計算すると3年で100万以上ぐらいは使っていたと思います。
よく考えてください、年収200万の人間がですよ?
最初は集めているうちにどんどん楽しくなっていって、数が揃えば揃うほど高揚していきました。
ですが、僕自身の生活に変化がありました。
それは転職です。
バカみたいにグッズに金を使って、仕事で身につけたスキルで応用の効くようなものは無し、ついでにろくに貯金してこなかった自分に残ったのは他人からすれば価値もわからないグッズのみ…
転職の費用に困っていた僕は、集めていたグッズを売り始めました。
始めは少しずつ、高く売れるものから。
遠方への移動費の確保の為に更にまあまあ売れるものを多めに。
転活が芳しくなく、更なる活動費の為に、少し売れるものを大量に。
結果、なんとか就職先を見つけたものの残ったグッズは重い設定資料集ぐらいでした。
100万ぐらい使って、最終的いくら返ってきたと思いますか?
17万くらいです、そして転職活動費に全て消えました。
ヤフオクで適切に売れば25万くらいにはなったかもしれませんが、当時は早く手元に欲しく振込に時間のかかるオークションに出品していませんでした。
3年かけて集めに集めた100万のグッズが、たった3ヶ月の転職活動の為に消えた。
ここで、僕は悟りました。
グッズを買う、それは空虚な自己満足を得るだけの金を泥に捨てている行為だと。
以降僕はグッズを一切購入しなくなりました。クリアファイル等日用品はまだ使えるものの、そのうち日用品すら購入しなくなります。
もっと言うなら、アニメコンテンツを一切見向きしなくなりました。
社会人オタクがフェードアウトするようにSNSでアニメの話をしなくなるのは恐らく似たようなことが起きてるんじゃないかと思っています。
もう一度言います。
もしあなたがキャラクター、イラストレーターのグッズを買い集めているのなら、
もう手遅れの状態です。しかし購入当時の金額は取り戻せなくても、少しでも高く売れるうちに全てのグッズを売り払いましょう。
そして売り払った後の空虚感を忘れないでください、それは大きな経験になります。
この記事も長くなりそうなので、次に回します。
次回、「衣服代・車両カスタム代」
それでは。